検査依頼を承っております
当院は各種医療機器を取り揃えており、医療関係者の方からの検査依頼を承っております。
MRI
MRI検査をご依頼の際は、過去に手術などで金属や電子機器、または材質不明の物質が挿入されている場合、ご予約前にMRI検査の可否について手術施行された医療機関にご確認をお願い致します。MRI非対応、または可否の確認が取れない場合はご予約をお受けできませんので、予めご了承ください。患者様の安全を担保するため、何卒ご理解ご協力をお願い致します。

磁石の力と電磁波を使って、体内の状態を検査する方法です。身体を動かさなくても、縦・横・斜めなど、あらゆる断面の画像を撮像することができます。全身どの部位でも撮像可能ですが、特に、脳・脊髄・子宮・卵巣・前立腺・四肢・関節などの検査に有用です。また、MRIは放射線を使用しませんので被ばくの心配はありません。当院のMRI装置は、医療機器として安全保障された装置ですので、安心して検査をお受けください。

来院から検査まで
- 検査予約時刻の20分前までにお越しいただき、受付をしてください。遅刻された場合は、当日の予約状況にもよりますが、検査ができないこともありますのでご注意ください。
- 時間になりましたらご案内しますので、金属類などの取り外しと更衣をお願いします。MRI検査室内は金属類の持ち込みはできませんので、必ず取り外してロッカーにしまってください。
- 入室前の安全確認をします。手術歴などの問診や金属探知機での金属チェックを検査ごとに行います。
持ち込めないもの
以下の物は検査室内に持ち込めません。必ず外してください。
金属類
- 時計
- スマートフォン、携帯電話
- アクセサリー類
カード類
- キャッシュカード
- クレジットカード
- 定期券など
装着物
- 脱着可能な義歯
- カラーコンタクト、サークルレンズ(ディファインなど)
- 湿布、磁気治療器、使い捨てカイロ(これらの類似品を含む)
保湿性下着、遠赤外線下着
- 商品名:ヒート~、サーモ~
一部の経皮吸収型製剤
- ニュープロパッチ
- ニコチネルTTS
- ワンデュロパッチ
上記は一例ですので、ご不明な点は検査担当者にご確認ください。
検査
- 検査中は大きな音がしますので、耳栓かヘッドホンをしていただきます。音が一番大きな時は100dbを超え、鉄道のガード下や工事現場と同等もしくはそれ以上になることがあります。
- 検査台に、仰向けもしくはうつぶせで寝てトンネルの中に入っていきます。画像がきれいに撮像できる姿勢での検査をお願いしておりますが、辛い時はお申し出ください。
- 検査時間は検査内容により異なり、15~60分程度です。きれいな画像を得るためには、ある程度時間をかける必要があります。長くなることもありますが検査中は動かないようにご注意ください。短時間で撮る方法もありますが、画質が低下しますのでご協力をお願い致します。
- 検査中は緊急ブザーをお渡ししますので、体調不良等ありましたらお知らせください。
食事制限について
腹部や骨盤部の検査では、食後に検査を行うと臓器が見えづらくなったり、お腹の中が動いて画質が低下したりすることがあります。また、造影剤を使用した際、頻度は非常に低いですが気分不快になり嘔吐することがあります。その時に未消化の食べ物がのどに詰まると、大変危険な状態となる可能性があります。そのため、腹部・骨盤部MRI、造影剤を使用する場合(この場合はどこの部位でも)、検査6時間前から絶食となります。食べてしまうと検査が延期になりますのでご注意ください。水分は水か白湯でしたら検査に影響はありません。
排尿制限について
骨盤部の検査では、尿がたまっている方がよい画像が得られますので、検査3時間前から排尿の我慢をしてください。(頻尿の方は2時間前からで結構です)
※膀胱の検査は尿がたまっていないと検査が不十分となることがありますので、可能な限り溜めてご来院ください。
内服薬について
血圧・心臓の薬 | 食事制限に関係なく | 必ずお飲みください。血圧が高すぎると検査ができない場合があります。 |
---|---|---|
糖尿病薬・注射 | 食事制限あり | 食事をするまで内服や注射はしないでください。 |
食事制限なし | 通常通り内服または注射を使用してください。 |
注意事項
次のような方は当院でMRI検査はできませんので、必ず主治医にお伝えください。
下記以外にも、目的や方法を問わず体内に金属や電子機器など人工物が入っている方は、必ず主治医にお伝えください。
体内にペースメーカー(リード部分のみの方を含む)、除細動器が植え込まれている方
MRI対応/非対応を問わず、当院では検査を行うことができません。条件付きMRI対応機器に関しましては、検査を行う際に施設基準が設けられており、当院はその基準を満たしておりませんので検査を行うことができません。予めご了承ください。(海外では不適切なMRI検査で死亡例が報告されています)
人工内耳・中耳の方
条件付きMRI対応機器であっても、検査前に手術や処置を必要とする場合があり、当院では対応困難なため、検査を行うことができません。
材質不明、もしくはチタン製以外の脳動脈クリップが装着されている方
特に2000年以前に手術で入れた材質不明のクリップは、MRI禁忌の可能性があります。そのため材質の確認がとれない物や、MRI対応金属ではない物の場合は検査を行うことができません。(MRI非対応クリップで死亡例が報告されています)
脳脊髄刺激装置が挿入されている方
MRI対応/非対応を問わず、当院では検査を行うことができません。条件付きMRI対応装置であっても、検査前に刺激装置の設定変更や撮像方法の調整が必要になり、当院では安全に実施することが困難です。
古い人工心臓弁の手術を受けられている方
1970年以前に使われていた製品には磁性体が含まれている可能性があり、その場合はMRI禁忌となります。(Star-Edward600番以前(1970年以前)の製品)
怪我や職業歴などにより体内に材質不明の金属がある方。(可能性がある方も含む)
目、脳、内臓などに金属がある場合、MRIの磁力で発熱や吸引が起こることがあり、失明など大事故につながる恐れがあります。
乳房再建用皮膚拡張器(ティッシュエキスパンダー)が留置されている方
一部の製品に金属及び磁石が用いられており、MRI検査実施により発熱によるやけどや位置ずれによる再手術が必要になることがあります。当院ではMRI対応/非対応の判断が困難です。
磁力で流量調整するシャントバルブシステムが留置されている方
MRIの磁力により設定圧が変化した場合、速やかに設定の再調整を行わないと体調不良招く恐れがあります。当院では設定圧の確認や再調整ができませんので、急変時の対応が困難です。
磁力で装着する義眼(可動型義眼)や義歯・インプラントなどをされている方
磁力で装着する義眼は可動式アタッチメントが故障する可能性があります。また、磁石の力で固定するインプラントは、MRIの磁力により固定力が弱くなり使用できなくなる可能性があります。そのため、磁石部分が脱着できないインプラントは検査を行うことができません。
体内埋め込み型インスリンポンプ、持続グルコース測定器を使用中の方
インスリンポンプ、持続グルコース測定器はMRIの磁気の影響を受ける可能性があり、装着したままMRI検査を受けることはできません。そのため、検査前に外していただく必要があります。(日本糖尿病協会からお知らせも出ていますのでご参照ください)
当院では機器の取り扱いはできませんので、検査前後にご自身で脱着ができない場合は検査を行うことができません。
磁石式人工肛門
古い人工肛門の中には、本体や蓋に磁石や金属が使用されているものがあります。MRIの磁場の影響により移動(外れ)や発熱の可能性があります。
植込み型心電図記録計(ループレコーダー)
MRI対応の機器がありますが、検査を行う際には当院MRI装置の対応/非対応や撮像方法などを心電計のメーカーごとに確認する必要があります。また、MRI検査を行うと心電計のデータが消えてしまうため、そのバックアップを取る必要があります。当院では上記の対応を適切に行うことは困難なため、検査を行うことができません。
美容整形で金など金属製の糸などを埋め込んでいる方
金は磁性が弱く、やけどを起こすほどの発熱の可能性は低いですが、その危険性が全くないとは言い切れません。特に糸がループ状(円形)に挿入されている場合、危険性が高くなる可能性があります。目視で確認できるものではありませんので、安全のため当院ではMRI検査は行うことができません。
マグネット式つけまつ毛、一部のネイルアート(マグネットネイル・ミラーネイル・フラッシュネイル)をつけている方
マグネット式つけまつ毛には磁石が付いているため、MRI検査中に吸引や発熱が起こる可能性を否定できません。また、つけまつ毛は眼という重要な臓器の付近に装着するため、吸引や発熱が起こると大変危険ですので付けたままでの検査はできません。同様に、マグネットネイルやミラーネイルなど一部のネイルアートにも鉄剤や金属が使用されていることがあり、そのままMRI検査を受けた際に爪や皮膚のやけどや変色、発煙や異臭発生などの事故が国内で発生しています。患者様の安全、MRI装置故障防止の観点から、必ず取り外してからご来院ください。(安全のため、上記の可能性のある方の検査もお断りしております)
妊娠中、または妊娠の可能性のある方
現在までのところ、妊娠中にMRI検査を受けることによる胚または胎児への安全性は確立しておりません。そのため当院では、妊娠中またはその可能性のある方のMRI検査はお受けしておりません。
当院のMRI検査安全基準
MRI対応製品でも当院でのMRI検査はできません
植込み型ペースメーカー、リード、植込み型除細動器 (MRI対応機器を含む) | 条件付きMRI対応機器であっても検査不可 |
---|---|
人工内耳・人口中耳 (MRI対応機器を含む) | 条件付きMRI対応機器であっても検査不可 |
チタン製以外、もしくは材質不明な脳動脈クリップ | 検査不可 |
脳脊髄刺激装置(MRI対応機器を含む) | 条件付きMRI対応機器であっても検査不可 |
古い人工心臓弁 | 1970年以前の製品は検査不可 |
目や脳などに材質不明な金属片(可能性を含む) | 検査不可 |
乳房再建用皮膚拡張器(ティッシュエキスパンダー) | 検査不可 |
磁力で流量調整するシャントバルブシステム | 検査不可 |
磁力で装着する義眼(可動型義眼)や義歯・インプラント | 検査不可 |
体内埋込み型インスリンポンプ、持続グルコース測定器 | 検査前後にご本人が脱着できない場合、検査不可 |
磁石式人工肛門 | 検査不可 |
植込み型心電図記録計(ループレコーダー) | 検査不可 |
美容整形で埋め込んだ金など金属製の糸 | 検査不可 |
マグネット式つけまつ毛 マグネットネイル・ミラーネイル・フラッシュネイル | 検査不可 |
妊娠中、または可能性のある方 | 検査不可 |
一定の条件を満たしていればMRI検査が可能です
各種ステント、フィルター、コイルなど | 留置後8週間以上経過したMRI対応製品なら検査可 |
---|---|
整形外科手術後金属や人工関節など | MRI対応材質(チタンなど)なら検査可 |
胸骨ワイヤー | 検査可 |
消化器内視鏡後のクリップ | 検査前に脱落・排泄を確認済み もしくは、留置後2週間以上経過していれば検査可 |
避妊リング | MRI対応製品なら検査可 (海外で入れた製品は不可) |
薬剤注入ポート・CVポート | MRI対応製品なら検査可 |
人工肛門(ストーマ)や尿道カテーテル | 人工肛門は磁石式でなければ検査可 尿道カテーテルは金属部分がなければ検査可 |
置き針 | 検査前に外せば検査可 |
歯科関連
義歯、歯科インプラント、歯科ブリッジなど | 着脱可能なものは外すことで検査可 |
---|---|
歯科矯正ワイヤー | 検査日までに歯科に確認をしてください。 (種類により装着したままでは検査できないものがあります) |
その他
アートメイク、入れ墨、タトゥーなど | やけどや変質・変形の可能性あり、同意書作成して検査可 |
---|---|
ネイルアート | マグネットネイル・ミラーネイル・フラッシュネイルは検査不可 ジェルネイルはやけどや変質・変形の可能性あり、同意書作成し検査可 |
カラーコンタクトレンズ、サークルレンズ(ディファインなど) | 検査前に取り外すことで検査可 (容器を持参してください) |
白髪染め、増毛パウダー | 当日不使用の場合は検査可 (製品により金属成分を含む物あり) |
シップ、磁気治療器、使い捨てカイロなど | 検査前に外せば検査可 (当院で同様の物を用意することはできませんので、必要に応じて別途ご用意ください) |
経皮吸収型製剤 | 検査前に外せば検査可 (当院で同様の物を用意することはできませんので、必要に応じて別途ご用意ください) |
造影MRI検査を受けられる方
疾患や症例によっては、造影剤という薬剤を使用して検査を行うことがあります。造影剤を使用することで、詳しく臓器や病気が見えるようになるため、より正確に診断できるようになります。現在使用されている造影剤は安全性の高い薬剤ではありますが、薬剤である以上一定の割合で副作用が出ることが報告されています。既往や現在治療中の疾患、体質や体調などが副作用に関係するため、造影剤を使用した検査をする際は主治医から説明があり、問診票・同意書のサインが必要になります。
造影剤副作用の発現率が高くなる危険因子
危険因子を有する方は、副作用の発現率がおよそ2~9倍高いと報告されています。以下の方は造影MRI検査による副作用リスクが高いため、必ず主治医にお伝えください。
- 過去にMRI用造影剤(ガドリニウム造影剤)で副作用が出たことがある方(副作用が起こる確率:約9倍)
- 過去にCTや血管撮影用造影剤(ヨード造影剤)で副作用が出たことがある方(副作用が起こる確率:約3倍)
- 気管支喘息の方(副作用が起こる確率:約2倍)
- 薬物過敏、発疹や蕁麻疹が出やすいなどアレルギー体質の方(副作用が起こる確率:約2倍)
当院では造影MRI検査をできない方
対象項目 | 造営の可否 | 備考 |
---|---|---|
造影剤副作用歴 | 造影不可 | 過去にMRI用造影剤を使って体調不良になった方 |
気管支喘息の方 | 造影不可 | 気管支喘息で現在治療中、もしくは未治療だが喘息発作が起こる方 |
一般状態の極度に悪い方 | 造影不可 | 診断上やむを得ない場合を除き、使用しないよう添付文書に記載されています |
重度の腎障害 | 造影不可 | 3ヶ月以内の eGFR 30ml/min/1.73㎡未満の方 |
重度の肝障害 | 造影不可 | 造影剤使用の可否を正確に判断する基準はありませんが、既知の肝障害の悪化を招く恐れがあります |
妊娠中の方 | 造影不可 | 当院では妊娠中のMRI検査はお受けしておりません |
造影MRI検査を行うにあたり注意を要する方
対象項目 | 造営の可否 | 備考 |
---|---|---|
過去に気管支喘息の既往があった方 | 造影可 | 小児喘息であったが、現在発作なく治癒した方は造影可 咳喘息は造影可(気管支喘息ではないことをご確認ください) |
クレアチニン値1.5mg/dl以上の方 | 主治医の判断で造影可 | 過去3か月以内の採血結果をご確認ください |
アレルギー体質 薬剤過敏症の方 | 主治医の判断で造影可 | 副作用のリスクが高くなりますので、ご注意ください |
CT

CTとはComputed Tomography(コンピュータ断層撮影)の略称で、放射線を利用して人体の断面像を得る検査です。患者さんは寝台に寝ていただいて、その周りをエックス線管球がグルグルとまわる仕組みになっています。
当院では(64列マルチスライスCT(GE社製 Revolution Maxima)を導入しております。AI技術を活用することで、患者さん一人ひとりに最適なポジショニングを自動で計画し、効率のよい検査が可能です。スキャン時間が大幅に短縮したので、短い息止めで撮影が可能です(0.35秒/回転)。また、GE独自の次世代画像再構成技術により、従来比最大82%の被ばく低減を可能にしつつ質の高い画像を提供することができます。

CT検査を受けられる方へ
食事制限について
腹部・骨盤部CT、造影剤を使用する場合(この場合はどこの部位でも)検査6時間前から絶食となります。食べてしまうと検査が延期になりますのでご注意ください。水分は水か白湯でしたら検査に影響はありません。
排尿制限
骨盤部の検査では、尿がたまっている方がよい画像が得られますので、検査3時間前から排尿の我慢をしてください(頻尿の方は2時間前からで結構です)。
その他
- 検査部位に金属類がある場合、外していただくか着替えていただく場合があります。
- 体内に植え込みしている金属(ペースメーカー等)がある場合にはお知らせください。
内服薬について
血圧・心臓の薬 | 食事制限に関係なく | 必ずお飲みください。血圧が高すぎると検査ができない場合があります。 |
---|---|---|
糖尿病薬・注射 | 食事制限あり | 食事をするまで内服や注射はしないでください。 |
食事制限なし | 通常通り内服または注射を使用してください。 | |
ビグアナイド系糖尿病薬 | 造影剤使用の場合 | 造影剤を使用する場合は、ビグアナイド系糖尿病薬(メトホルミン塩酸塩および配合錠)を2日前から停止する必要があります。 |
造影CT検査を受けられる方
造影剤を使用し撮影することにより、より詳しく腫瘍や血管といった病変を診ることができます。

造影剤未使用

造影剤使用後
同じ位置(横断面)になります。造影剤未使用時と比べ、使用後では腫瘍が分かりやすくなっています。
※造影剤使用後の写真、赤丸の箇所が腫瘍病変。
■腹部大動脈3D

造影剤未使用

造影剤使用後
ただし、どんなお薬でも副作用があるように、造影剤にも副作用があります。造影剤使用が禁忌の方、副作用のリスクが高い方など、造影剤を使用する場合、事前に確認が必要となります。
造影剤の使用について医師から説明があり、問診・同意書のサインが必要となります。
造影剤使用の可否
対象項目 | 造営の可否 | 備考 |
---|---|---|
ヨードアレルギーの方 | 造影不可 | |
造影剤副作用歴 | 造影不可 | 過去にCT用造影剤を使って体調不良になった方 |
気管支喘息の既往 | 造影不可 | 気管支喘息で現在治療中の方 副作用の発生頻度が高いと報告があります。 |
造影可 | 小児喘息の既往、現在発作がなく治療はされていない方 | |
重度の腎障害 | 造影不可 | 3ヶ月以内のeGFR 30ml/min/1.73㎡未満の方 |
重度の肝障害 | 造影不可 | 既知の肝障害の悪化を招く恐れがあります。 |
妊娠中の方 | 造影不可 | 当院では妊娠中のCT検査はお受けしておりません。 |
甲状腺疾患の既往 | 造影不可 | 重篤な甲状腺疾患の方 甲状腺クリーゼを起こす可能性があります。中でも甲状腺機能亢進症でリスクが高いと考えられ、薬剤コントロールのが十分でない方、多結節性甲状腺疾患の方は造影検査を回避する必要があります。 |
造影可 | 甲状腺機能低下症や薬剤コントロールをされている方 慎重に造影検査を行うことは可能。 |
|
ビグアナイド系糖尿病薬を内服中の方 | 休薬時造影可 | 検査前2日間、検査当日、検査後2日の計5日間、ビグアナイド系糖尿病薬の休薬が必要です。ビグアナイド系糖尿病薬を内服しており、腎機能低下を有する方にヨード造影剤を使用すると、まれではありますが乳酸アシドーシスを生じうる可能性があるとされています。 |
検査当日の注意事項
- 検査前6時間は食事を控えてください。
- 検査部位によって、排尿制限があります。
- 水か白湯は飲んでいただいても結構ですが、その他の飲み物はお控えください。
造影検査後の注意事項
造影検査後は、普段通りの生活をしていただいて問題ありませんが、以下の点にご注意ください。
- 非常に稀ですが、吐き気、呼吸困難、発疹(じんましん)、発熱など、遅れて副作用が現れることがあります。これらの症状が現れた場合、すぐにご連絡ください。
- 造影剤は腎臓から尿として排出されるため、検査後は水分を多めに摂取してください。ただし、アルコールはお控えください。
- 抗凝固剤(血液をサラサラにするお薬)を服用中の方は、血が止まりにくくなるため針を刺した腕に負担がかからないようご注意ください。
マンモグラフィ

マンモグラフィとは、乳腺専用のX線装置を用いた検査のことです。乳房を片方ずつ、左右あるいは上下から圧迫し撮影を行います。乳房を薄く広げることで、「しこり」や「石灰化」など触れることのできない小さな病変を映し出すことができます。マンモグラフィは乳がんの早期発見に有効な画像診断の1つです。
検査前日から当日にかけての留意事項
- 検査時は上半身のみ検査着に着がえて頂きます。そのためワンピース等上下のつながった服は避けて下さい。
- 排卵後から月経が始まるまでの乳房は、ホルモンの影響により乳房が硬くなったり痛みを感じやすくなったりします。生理開始から約2週間までの乳房が柔らかい時期の検査をお勧めします。
マンモグラフィを受けられない方
対象項目 | 造営の可否 | 備考 |
---|---|---|
妊娠中、または妊娠の可能性のある方 | 検査不可 | X線を使用し撮影するため |
授乳中 | 検査不可 | 圧迫時に乳汁が分泌し機器故障の原因となります |
断乳後6ヶ月未満の方 | 要相談 | 圧迫時の乳汁分泌量が少量ならば撮影可能 |
豊胸術をされている方 | 検査不可 | 検査時の圧迫により、挿入物が破損してしまう可能性があります |
ペースメーカー、水頭症シャント、ポートなど | 検査不可 | 検査時の圧迫により、挿入物が壊れてしまう可能性があります |
インスリンポンプ、リブレ等、体内に医療機器が付いている方 | 取り外せれば可能 | 装着したまま撮影をすると、自己測定データが消えてしまう可能性があります |
来院から検査まで
- 検査予約時刻の10分前までにお越しいただき、受付をしてください。遅刻された場合は、当日の予約状況によりますが、検査ができないこともありますのでご注意ください。
- 予約時間になりましたらご案内しますので、上半身検査着にお着替えいただきます。
検査
- 女性技師が撮影しますので、安心して検査をお受けください。
- 撮影は斜めで挟む「内外斜位:MLO」と、上下で挟む「頭尾:CC」の両乳房2方向撮影となります(場合によっては追加で撮影することもあります)。
- 所要時間は10分程度となります。

MLO

CC
乳房を圧迫する理由
- 乳腺の重なりを少なくし、厚みのある乳房を均一に広げ固定することで、鮮明な画像が得られ病変を見つけやすくします。1回の撮影で圧迫される時間は数秒となります。圧迫により多少の痛みを伴う場合があり、耐えられない痛みの場合はお申し出ください。
- 被ばく線量が少なくなります。乳房の厚さを薄くするほど少ないX線量で撮影できます。
マンモグラフィ検査と超音波検査の違い
マンモグラフィは石灰化(砂のような細かい病変)、超音波検査では腫瘍(しこり)の発見が得意となります。生理周期や年齢によっては、どちらかの検査で石灰化・腫瘍どちらも診断することは難しく、両方受けていただくことでより精度の高い診断ができます。
骨密度検査

骨密度は骨の強さを表す指標で、骨を形成するカルシウムなどミネラル成分が骨にどのぐらい詰まっているのかを表すものです。骨密度の検査をすることで、骨粗鬆症や骨折のリスクを評価する事ができます。特に女性は加齢や閉経後のホルモンバラスの変化で骨密度が低下しやすく、定期的な検査が望まれます。骨密度検査はいくつか方法があり、当院ではDXA法による骨密度の検査を行っております。
DXA法について
2種類の低エネルギーX線を使用し骨密度を測定する方法です。腰・股関節・橈骨など、複数の部分の測定が可能です。DXA法で使用する放射線量は少ないため、患者様への負担も少なく精度も高いため、骨密度を計るのに標準的な検査となります。
測定結果

骨密度の低下により骨折のリスクが高まります。検査を受けご自身の骨の状態を把握し、骨密度が低い場合は治療に合わせ定期的なフォローが重要です。
注意事項
- 金属やプラスチックなど測定の妨げになる物がある場合、外して頂くか、検査着にお着替えいただく事がありますのでご了承ください。
- 予約時間になりましたらご案内しますので、上半身検査着にお着替えいただきます。
- 寝台に仰向けの状態で寝ていただき測定をします。仰向けで寝ると痛みがあるなど、仰向けが保持できない場合、検査ができない可能性もあるためお申し出ください。ただし、橈骨のみの場合は座位でも可能です。
検査場所

南越谷健身会クリニックで検査を行います。
〒343-0851
埼玉県越谷市七左町1-304-1
TEL:048-990-0777
FAX:048-990-0888
検査依頼の流れ
お問い合わせ
お電話でお問い合わせください。「検査依頼の日程調整」とお伝えいただければスムーズにご案内できます。
※日程調節はお時間がかかる場合もございます。予めご了承下さい。
【受付時間】9:00~18:00
患者さんへのご案内
検査日時、検査内容、注意事項等、患者さんへのご案内をお願い致します。
検査のご案内
当日は、予約時間前に医事課受付窓口にお声をかけていただき、保険証又は、マイナ保険証の提示をお願い致します。
初診の方は、カルテ作成にお時間をいただきますので、ご了承ください。
検査料金の目安
MRI
自己負担割合 | 造影剤を使用しない場合 | 造影剤を使用した場合 |
---|---|---|
1割負担の方 | 1,900円 | 約3,000円 |
2割負担の方 | 3,800円 | 約5,000円 |
3割負担の方 | 5,700円 | 約7,000円 |
※初診・再診料等は、含んでおりません。
※造影剤使用の場合、薬剤の量によって料金が前後します。
※追加でCDを出力する場合は、CD-ROM代として別途550円(税込み)を頂戴致します。
CT
自己負担割合 | 造影剤を使用しない場合 | 造影剤を使用した場合 |
---|---|---|
1割負担の方 | 1,470円 | 約2,500円 |
2割負担の方 | 2,940円 | 約4,000円 |
3割負担の方 | 4,410円 | 約5,500円 |
※初診・再診料等は、含んでおりません。
※造影剤使用の場合、薬剤の濃度によって料金が前後します。
※追加でCDを出力する場合は、CD-ROM代として別途550円(税込み)を頂戴致します。
マンモグラフィ
自己負担割合 | 料金 |
---|---|
1割負担の方 | 562円 |
2割負担の方 | 1,124円 |
3割負担の方 | 1,686円 |
※初診・再診料等は、含んでおりません。
※追加でCDを出力する場合は、CD-ROM代として別途550円(税込み)を頂戴致します。
骨密度検査
自己負担割合 | 料金 |
---|---|
1割負担の方 | 450円 |
2割負担の方 | 900円 |
3割負担の方 | 1,350円 |
※初診・再診料等は、含んでおりません。
※追加でCDを出力する場合は、CD-ROM代として別途550円(税込み)を頂戴致します。
PSG(睡眠時無呼吸症候群の入院検査)
自己負担割合 | 保険診療分 | 自由診療分(お部屋代) | 合計 |
---|---|---|---|
1割負担の方 | 5,740円 | 17,600円 | 23,340円 |
2割負担の方 | 11,480円 | 17,600円 | 29,080円 |
3割負担の方 | 17,230円 | 17,600円 | 34,830円 |
※初診・再診料等は、含んでおりません。