睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に異常な呼吸となり、しかも身体に様々な障害がでる病気です。放置すると全身倦怠感・高血圧・心臓病・糖尿病・脳卒中などの原因になり、短命のもとです。眠ってはいけない時にふらーっとする人は「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません。この病気は「いびき」をイメージしやすいですが、必ずしも「いびき」を伴うということではありません。
私たちは1日の終わりに十分な睡眠が取れれば、日中に疲れもなく快適に過ごせます。しかし、睡眠が不足すると日中の眠気や倦怠感のために仕事に身が入らなかったり、 トラブルや事故の増加を招き、自分自身のみならず周りの人達にも大きな損害を与えることにもなります。
中でも、睡眠時無呼吸症候群は高血圧や糖尿病などの生活習慣病と密接な関わりを持ち、その有病率は3~4%とも云われ、極めて多い病気であることが明らかになってきました。また、放置された重症な無呼吸では、 7~8年後の死亡率が37%との報告もありますので、このような方々のための対応が急がれます。
睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害の診断・治療には健康保険が適用になっています。このホームページを見て睡眠について関心を持たれ、ご自分の睡眠が少しでも気なる方は、医師にご相談ください。